社会で求められる要素として、毎年上位に入るのがコミュニケーション能力です。

このような表立った要請が、プレッシャーを与えているのでしょうか。

コミュニケーションを苦手と感じられる方が、近年増えているように思います。

私は人の気持ちをわかるようになりたい・・・でも難しいです

人の気持ちがわかれば、相手に合わせたコミュニケーションを図ることができます。

しかし現実は・・・人の気持ちを汲み取れないと悩むこともありますね。

今回は、相手に合わせたコミュニケーションをとるために、知っておきたいことと大切なことをまとめました。

コミュニケーションの前提

相手との意思疎通にズレを感じるとき。

原因はすべて自分にあると思われるなら、それは誤解です。

コミュニケーションには、このような前提があります。

コミュニケーションに「誤解」はつきもの

下の図をご覧ください。

私たちは、生きてきた過程(経験や知識を積み重ね)のなかで、独自の感性を作りあげます。

これを枠組み(フィルター)といいます。

感覚器官によって取り込まれた情報は、フィルターを通過することで着色(意味づけ)され、その結果「こういうことか」と認知されるのですね。

その情報を他者に届ければ、さらに変色されていきます。

情報自体はもともと無色なんですね

ところが、コミュニケーションの前提を「伝わる」にしてしまうと、うまくいかないのは、自分に原因があると思ってしまいます。

感性が異なるもの同士、相手の気持ちを汲み取れなくても当たり前です。

コミュニケーションがすれ違っても、「失敗」ではなく「そういうもの」としてとらえましょう。

ここがスタートです。

そして、コミュニケーションに必要な力を強化する行動に移りましょう。

意識を相手に向ける

コミュニケーションでは、「きく」ことが大切だといわれます。

それは、相手に合わせた応答をするために、手がかりをキャッチするためです。

表情、動作、声、話し方、話の内容・・・

そのときは、ただ耳を傾けて集中するだけではなく、相手がどんな気持ちなのか「わかりたい」と思うこと。

ここがポイントです。

もしかしたら「わからないといけない」と、必死になってはいないでしょうか。

あるいは、もともと相手に関心がないのかもしれません。

関心をもつことは、アンテナを立てることと同じです。

それによって感性の度合いが高まり、情報が伝わりやすくなります。

相手の気持ちに注意を向けて、しっかり話を聴いてみましょう。

そこから喜怒哀楽が何となく伝わってくると思います。

喜怒哀楽の分類は難しくても、快か不快かの違いならわかるのではないでしょうか。

相手が快なら共に喜ぶ気持ちを表し、不快なら気持ちに寄り添うように応答してみましょう。

要点
  • 感性は生きてきた背景で作られるため、人の気持ちがわからないのは当たり前
  • 相手の気持ちを「わかりたい」と思いながら話を聴くことが大切
  • 喜怒哀楽がわからないときは「快」か「不快」かを感じてみる
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エッセンシャルサポート代表

【研修講師・キャリアコンサルタント】民間企業における役員秘書を経て2010年に独立。現在は企業や公的機関、教育機関にて従事。専門はビジネスマナー、コミュニケーション、キャリアデザイン。