仕事を選ぶ基準はさまざまですが、長く続けるには、仕事との相性が大切になりますね。

よくいわれるのが、「好きと得意が重なる仕事がいい」という言葉です。

「好き」と「得意」の違いがよくわかりません・・・

好きも得意も自分にとって望ましいこととわかってはいても、明確な区別はできていないかもしれませんね。

今回は好きと得意の違いを説明したあと、わからないと思っている方に向けて、それぞれの見つけ方もお伝えします。

好きは「内側」から気づく

好きなことは単独で自覚できる特徴があります。

好きを教えてくれるサインは、自分の内側から湧く心地よい感情です。

対象に接したり行動したりするなかで、「面白い」「楽しい」「感動した」など、快の感情がうまれるた経験はありませんか?

私たちは、そのような気持ちのよい感覚によって「これが好き」と気づきます。

情熱といった、激しい情動として表れる方もいますが、「アツさ」の程度は個人の性質によって差がみられます。

普段から冷静な方は、そのような躍動するエネルギー(いわゆるワクワク)を感じにくいかもしれません。

快の感情は以下の行動に結びつきやすいため、この点から探してみるのもいいでしょう。

  • 没頭できる
  • 長時間続けることができる
  • 何度も繰り返したくなる

得意は「外側」から気づく

得意の場合は、好きのように内側から気づけるサインはありません。

理由は天性の才能として、既に備わっている性質だからです。

得意=才能

ここはぜひ押さえていただきたいところです。

生まれたときから「ある」ものは、その人の一部として馴染んでいるため「普通」になっています。

得意に気づくには、そのような性質があることを教えてくれる他者の存在が必要です。

具体的にはこの方法で知ることになるでしょう。

  • 「言葉」で教えられる
  • 「比較」で教えられる

言葉で教えられる

「気が利く」
「話しやすい」→ 聞き方がうまいということ
「説明がわかりやすい」

このように、自分としては特に意識せずにしたことが、思いがけず褒められたり認められたりした経験はありませんか?

それが自分に備わっている才能です。

性質は「独自の色(個性)」としてはたらきます。

もし複数回言われたことがあるなら、その性質に注目してみてください。

強く表れていることを示しています。

比較で教えられる

もしかすると、早い段階で得意に気づくのはこちらの方法かもしれません。

測るための共通の基準がある場面では、客観的な優劣がわかりやすくなります。

たとえば競走したら集団のなかで一番速かった、記録が全国平均より上だった・・・というように。

運動会や体力測定、体育の授業など、子どものころから競走する機会は頻繁におとずれます。

走るのが得意な方は、このような経緯で気づくことが多いかもしれませんね。

(足が速いことが就職にどう関係する?という疑問については別の機会に触れます)

また成績やテストの点数から、得意な教科や分野を知ることもあるでしょう。

数学が得意、英語が得意という方は、テストや成績という結果によって得意だと気づきます。

ここからさらに掘り下げましょう。

すると、よい成績につながった才能がみえてきます。

記憶力が優れている、本質を理解するのが早い、体系立てて効率よく取り組むのがうまい・・・など。

このように、測定記録や成績評価など、指標としてのデータがあるものは、得意をみつけやすいです。

そこを手がかりとして、どの才能が発揮された結果なのか、分析を深めてみましょう。

得意とは「できる」こと

好きなことはすぐ見つかるのに、得意なことになると戸惑ってしまう方がみられます。

それは「得意=人より優れている」と考えるからだと思います。

結果「こんな程度では得意といえない」という結論になってしまうのでしょう。

得意とは、特技ではなく目的までスムーズに達することです。

つまり努力しなくてもできることなら得意と考えていいのですね。

頑張ったらできるというのは、そこに「努力」を要します。

ストレスなくできること

そのように考えるとわかりやすいかもしれません。

要点
  • 好きは「楽しい」「面白い」など自分の内側から湧く感情で気づける
  • 好きなことは没頭でき、繰り返したくなる特徴がある
  • 得意は備わっている性質のため、気づくには他者の存在が必要
  • 得意とは「優れていること」ではなく「ストレスなくできること」
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エッセンシャルサポート代表

【研修講師・キャリアコンサルタント】民間企業における役員秘書を経て2010年に独立。現在は企業や公的機関、教育機関にて従事。専門はビジネスマナー、コミュニケーション、キャリアデザイン。