尊敬語と謙譲語の使い分け

尊敬語と謙譲語を使い分ける判断基準は、2つあります。

  1. 個人のときは「主語」で判断
  2. 集団のときは「ウチ」と「ソト」で判断

1については こちら に書きました。

本記事には、2の集団「ウチ」と「ソト」で判断する方法をまとめています。

「ウチ」と「ソト」とは?

「ウチ」と「ソト」は、漢字で「内」と「外」と書きます。

つまり、自分が属する集団の内部にいる人なのか、外部にいる人なのか、それによって尊敬語と謙譲語を使い分ける考え方です。

  • 集団内(ウチ)の人…謙譲語
  • 集団外(ソト)の人…尊敬語

そのため、お客様など社外の人(ソト)に、社内の人(ウチ)の話をするときは、謙譲語を使います。

注意したいのは、たとえ上司であっても呼び捨てにすること。

なぜなら〇〇社長や△△部長など、名前の後につける役職名は「敬称」となるからです。

ただし、社長の〇〇や部長の△△というように、役職名を名前と分離させれば問題ありません。

え~っ!新入社員が上司を呼び捨てにしていいの?

新入社員の立場では、上司を呼び捨てするのに抵抗があるかもしれませんね。

目の前に本人がいれば、なおさらだと思います。

ですがお客様の前で社内の人に敬称をつけたり、尊敬語を使ったりする方が恥ずかしいことだと、上の方は理解されていますので安心してください。

家族も「ウチ」になる

「ウチ」と「ソト」の考えは、家族にも適用されます。

だから「父が申しました」「母が参ります」など、身内に謙譲語を使うのですね。

ちなみに、お父さんの「お」と「さん」は敬称のため、父と言い直しましょう。

公的な場で家族の話をするときは、敬称を外して謙譲語を使うよう、小学生や中学生のうちから身につけておきたいですね。

近い将来、受験や就職の面接で役に立つでしょう。

まとめ

今回は尊敬語と謙譲語を使い分ける二つ目の判断基準、「ウチ」と「ソト」についての説明でした。

自分が属する集団内の人を、集団外の人に話すときは謙譲語

組織のなかで働く人には大切な使い分けです。

尊敬語と謙譲語の使い分けといっても、お客様は常に尊敬語、自分は常に謙譲語です。

判断に迷うのは、社内の人にどちらを使うかですね。

個人としては尊敬語、集団としては謙譲語と覚えましょう。