学生と社会人の違いは「自由」と「自律」が逆転すること

新入社員に対するビジネスマナー研修では、学生と社会人の違いを考えることから始めます。

これは意識の切り替えと同時に、ビジネスマナーの必要性を理解する土台を作るためでもあります。

もちろん、すでに皆さんは社会人としての自覚をもって入社されていますよね。

ただ、この段階では、まだ ”ふんわり” とした自覚であることが多いです。

それを具体化することで、より今後の在り方を意識できるようになります。

それでは、学生と社会人の違いをみていきましょう。

学生と社会人の違い

細かい点まで含むと、学生と社会人の違いは限りなくあります。

そのなかで、とくに大切な違いをまとめました。

  • 人間関係がヨコよりタテが中心になる
  • 関わる人を自分で選べなくなる
  • 自分に課せられる責任が大きくなる
  • お金を支払って学ぶ側から働いて受取る側になる
  • 学びの提供を待つのではなく、自ら学ぶ姿勢が求められる
  • 時間(期日)に厳しくなる

学生時代は外からの縛りが弱かったため、比較的自分の意思を優先できました。

しかし社会人になると、外からの縛りが強くなり、自分の意思を貫けないことが多々出てきます。

自由と自律の逆転とは

このように、学生と社会人の違いを一言で表すなら「自由と自律の逆転」です。

学生時代は「自由>自律」だったのが、社会人になると「自律>自由」になります。

「社会人になると自由がなくなる」というのは誤解で、社会人にも自由はありますので安心して下さい。

ただ、学生時代に比べると、その範囲は狭くなる…ということですね。

なぜなら、労働では「私」より「公」が優先されるからです。

納期を守る、求められる労働力を提供する、関係する人と適切に関わる。

すべてお金をいただくために、果たす必要のある責任です。

なお、組織の一員として働く場合は、そこに会社の名を背負う責任も加わります。

まとめ

これから社会に出る方や新社会人に向けて、今回は学生と社会人の違いに触れました。

もしかしたら、「社会は何て窮屈なんだ」と感じられたかもしれません。

ですが、調和がとれた、真の意味で大人になれる場が社会です。

自律を求められる環境に身を置くことで、これまで自由に偏っていた在り方が中心に近づきます。

結果、自由と自律、双方のバランスがとれるようになるのですね。

さらに成長した自分になれると期待して、社会人生活を送ってください。